キューバ 写真集 本ができるまで いろは出版

WEB連載【本ができるまで】#003

はじめてのキューバ。当時多くの人たちが言うとおり恐いイメージがあった。日本語のガイドブックも頼りない情報しかなくよくわからない国だった。

共産主義だの、社会主義だの、革命だの、独裁だのあまり馴染みのない国であろうなとなんとなく感じていた。

そんな国のクバーナ航空。

キューバ行きのフライトは今までの旅の中でも忘れらない出来事がある。離陸してからしばらくすると白い煙が下からモクモクと湧き上がってきたことだ。それは靴が見えないぐらい濃い煙。イメージとしてはドライアイスに水をかけたようなものだと思ってもらえればいい。最終的には膝まで充満した。

どうみても尋常な状態ではない。緊急自体発令!(心のなかでは)。でもなぜか誰も騒いでない。

噂には聞いていた。アエロフロートなど社会主義の国の機体は古いので気密性が悪いと。そのために雲の中に突入すると、機内に雲が入ってくると。

これは雲なのか?
こんな状況なのにアナウンスはないのか?

つづく…

 

2017年秋、写真家・須田誠のキューバ写真集が発売決定!

WEB連載【本ができるまで】は本が完成するまでの物語。

過去記事を読みたい方はこちらを御覧ください。

まだまだ続きます。
この調子で書いていたら本物の本が先に完成してしまうな(笑)。

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