須田誠・写真哲学

これからの写真と写真教室の在り方

写真の知識や情報はネットに溢れかえっています。「写真・技術」で検索すれば0.41秒で3億件も出てきます。今やカメラはコンピューター。人工知能に、何万通りものアルゴリズムが組込まれ、もう誰が撮っても失敗せずにきれいに撮れる時代です。

でも、なんだか気になる写真ってありませんか。機械的じゃなくて、とても人間味を感じる写真。

心に響いてくる写真。

写真を学ぶということ。

それは単純に技術を習得することではありません。

もっともっと大切なことがあります。

僕はかつて会社を辞めてNYに滞在していたことがあります。その後二年ほど世界放浪の旅にでました。世界には教科書に書かれていないことで溢れていました。

実はその旅の途中で生まれて初めて一眼レフを手にしたのです。旅の途中でしたので全て独学で学びました。

世界中で沢山の人たちと出会い、何万カットもの人物のポートレートを撮ってきました。

そんな経験から「写真を撮ること」と「生きること」は同じだという大切なことを学びました。

写真を学ぶということ。

それは人生を楽しく生きる方法を学ぶことでもあります。

僕たちは、人生を謳歌するために生きているのです。

カメラはこの歓喜溢れる世界を楽しむためにある道具なのです。

それもたった指を1ミリ押し下げるだけでできる簡単な道具です。

僕はみなさんにもこの写真の素晴らしさを是非とも知ってほしいなと心より願ってやみません。

お会い出来ることを楽しみにしております。

写真家 須田誠

We believe Photo Power!