【本ができるまで リアルタイム情報 #0033】
よっしゃ! 色校正が出ました。
見ての通り、A2ぐらいの大きな紙に印刷されてきます。一枚の紙に裏表で8ページ分刷られています。これを四つ折りにして周りをカットしたものを「1折」と呼びます。その束が今回は18折あるので、全144ページ! その折の背中を糊付けして表紙を巻いて本ができあがります。
その色校正。これは本ができるまでの最終段階です。
ここで文字を修正したり、間違いがあったら修正します。
いちばん大事なのは写真の色。
そしてそれが一番難しい。
かなり昔は、すべてプリント写真かポジフィルムで直接入稿(印刷所に渡して)していました。
その次はデジタルデーターをRGBからCMYKという印刷様式に直してから入稿していました。これが難しかったというか無理があった。デザイナーもカメラマンも職人技として作業していました。
そして現在。RGBのまま入稿。僕が今回お世話になる日経印刷さんと家のパソコンに色の差があまりなかったのもあって、テストプリントをした段階でバッチリでした。そのため色校正でもそれほど修正はありませんでした。
これはラッキーなことです。
ラッキーというか楽!
直すことが無いので逆に不安です(笑)。本当に大丈夫なのだろうかと。
ついに、これを印刷所に戻したら実際の印刷、製本、完本です。ちょっとドキドキします。修正箇所が無いのだから早く戻せばいいのに、なんだか戻したくない気分(笑)。
もう10回ぐらい見てみよう。