毎年思う。大掃除ってなんだって。
まあ日本人なら調べなくても子供のことからなんとなく親から言われきてたりしてなんとなくわかる。一年のススを払って身を清め、お正月に神様を迎える。ということ。
忙しいけどピシッと寒い中、窓を拭いたり、溜まった埃を取ったり。うん、やる前は面倒くさいけどなんだかやっぱりやってみると、やってよかったと思う(笑)。日本人だからなのか、昔からやりなさいと言われ続けてきたからか(笑)。
清々しくお正月が迎えられる気がする。
お正月っていっても来月のことなんだけどね。
来月にはすぐにデスク周りは散らかるのは、さておき(笑)。
欧米では大掃除を春にやるらしい。うん。それも合理的でいいよね。暖かい時期になってから窓を拭いたほうが楽でいい(笑)。
大掃除は、他にも楽しみがある。片付けているうちにいろんなものが出てきて見直したり、楽しいことも沢山。失くした物や忘れていたものがでてきたり。
本棚の整理なんてやりだしたら止まらない。まだ読んでない本、もう一度読んでみたい本、その場で座り込んで読んでしまう本(笑)。
「アインシュタイン150の言葉」という本が出てきた。
パラパラとめくりだしたら大掃除はそれ以上進まない(笑)。アインシュタインのこの本は沢山の素晴らしい言葉で溢れている。科学者というか哲学者であり詩人ですねアインシュタインは。
「学ぶこと、そして一般的に、真実と美を追求することは、われわれが一生涯子どもでいることを許されている活動範囲である」
「アインシュタイン150の言葉:85Pより引用」
2017年も、いや、いつまでも「美」を追求していきたい。
美の規定なんてないけれど、何か、わからないけれど、ちっちゃいことかもしれないけれど、きっと人々を救うことになるんじゃないかな、なんて心の片隅にいつも持っている。
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更に1989年にNYに住んでいた時の日記が出てきた(笑)。
スティーブ・ジョブズよりかなり前にこんなことを書いていた。
Stay Hungry!
もちろんこれはジョブスの言葉でもなく僕の言葉でもはない。70年代に発行された「Whole Earth Catalogue」という本からの言葉らしい。
僕がこの言葉を知ったのは、どこからなのか今となっては思い出せない。アメリカ人から聞いたのか、本に書いてあったのか。それとも常套句的に当時頻繁に使われていたのか。
ただ今でもこのヒッピー時代の言葉が生きているということが興味深い。そしてこの大晦日に出てきたことに意味があるのだろうか。
他にもこんなことが書いてあった。
すべてをOPENになんでもやってみる!
60%の可能性があればTry!
手の内で物事を考えない!
人に左右されない!
考えないでなんでも積極的にやる!
タフでなければならない!
年をとってからではできない!
いつまでも悔やんでないですぐに考え方を切り替える!
自分が幸せだと思った時が幸せなんだ!
絶対に後悔しないこと!
意志あれば道あり!
1989年からある意味、まったく変わっていない。成長していないのか。それとも普遍的な真理なのか。次の大掃除はどうなっているかな。
来年の目標は非完璧主義。
そして楽観主義!(笑)
それを踏まえて2017年は絶対に飛躍の年にする!
つまり高く飛ぶには力を抜くことが大事だってことだ。
原点に戻りつつ、来年は適度に力を抜きながら楽しんでいくことにしよう!
いい大掃除だった。
では、みなさま良いお年をお迎え下さい。
須田誠