【本ができるまで #0028】
いろは出版訪問で編集のSさんにひとつだけお願いしていたことがあった。
みなさん忙しいとは思うのだけれど仕事終わりに一席設けてもらえないかということだ。ぜひ、関わってくださる人達と食事の時間を作って欲しいと。ファミレスでもどこでもよいので、食事をしながらみなさんと話をしたい。
今回は京都と東京でのやりとりでそう度々会うこともできないかもしれないというのもあった。
しかしそれよりも少しでもお互いのことを知っておくことが大事だと思ったからだ。僕も編集のSさんと営業のMさん以外は誰も知らないので、できるだけコミュニケーションを取りたかった。それが1分でも、5分でもよいので話をしたかった。けっこうこの一席を設けてもらうことに関しては真剣だった。
まったく知らない人どうしが作業を進めるよりも、顔や声を聞いたことあるだけでもその感触は全然違うだろう。それは写真や文章の良し悪しとは直接関係ないのだけれどとても大事だと思っていた。
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夜になってもまだ雨は轟々と降り続いていた。
6時ぐらいだったろうか、どなたかの車でおしゃれな和食のレストランに連れて行ってもらった。その車の方は(誰だったかな)、もう一度会社に戻って第二陣を迎えに行ってくれた。この雨の中大変だったと思う。
そして参加できるスタッフの方々が揃って食事会。料理が、美味しい、美味しい! 東京には無い料理とかもあって嬉しかったなー(料理の名前は忘れたが)。食も進むし、話も進む!
みんなすごく楽しいし、面白い人達ばかり。なんでだと思った。関西だから?(笑) いや集まってくれた人たちの中には東京出身の人もいたし。
みんな人としてとても良いバイブレーションを持っている人たちばかりなのだ。話の内容は忘れたが大笑いの連続。なんなんだこの楽しさは。これだけでも相当エナジーが充電された。
三時間ぐらいいただろうか。なにしろとても濃密で有意義で楽しい時間だった。こんな幸せな時間ってあるんだなと思った。この人達にお世話になるのだな。いろは出版で良かったと本気で思った。
間違いなく良い本ができると確信した夜だった。
みなさんよろしくお願いいたします。
そして本当にありがとうございます。
つづく…
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