クーター。一生に一度も見ないであろう本の内部構造。これ知って泣きそうになった。本ってマジすごい。

クーターって聞いたことあります? 上製本の内部に貼ってあるんですけど98%ぐらいの人は見たことがないのでは。

クーターとはクラフト紙で作る筒状の補強材。上製本(ハードカバー)の強度を高めるために背と本文の間に貼るものです。本の開きも良くなるし、本にとって非常に重要な役割の機能。

たぶん普通の人は、本が壊れでもしない限り一生に一度も見ないはず。実は、僕も本の背にこんなものが入ってるなんて初めて知りました。

というか、クーターのおかげで本が壊れないようになっているので見る機会がないのです(笑)。

研究のために不要の本を分解してみたのですが、まったく同じものが貼られていました。

誰が考案したかはわからないらしいですが、100年以上前にオランダの製本技術がイギリスに伝わったとか。100年前に考えられたこんな紙の筒の技術が今でも生きているってことにまず驚いた(もっと他の方法あるだろうとも思うのだけど)。

そしてそれを自分が今、手で作っていることにも感極まるものがある。本を作っているんだ。本を読んだり、買ったり、置いといたりするんじゃなくて、作ってる。

知らない事を知る感動でちょっと涙が出そうになったよ。
本って凄い。
本って誰が考え出したんだ。

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