朗読劇『NO TRAVEL, NO LIFE』二人の須田誠

今日、「NO TRAVEL, NO LIFE 」の朗読劇を見てきました。写真は、本番終わって楽屋にて俳優のみなさんと一緒に。後列向かって右端が現在の須田誠(笑)。右から二番目が、1994年の須田誠(俳優の渡辺和貴君)。
  
面白いでしょ。須田誠が二人いるのです。若い須田と今の須田(笑)。僕にとってはタイムマシンなんですよ。他の俳優さん達も僕の人生に出てくるとても重要な人たちばかり。
 
そしてもっと面白いのは(僕だけなのだけど)、10年前の作品がまた僕に語りかけてくるのです。
 
「自分を信じてこのまま行きていけばいいよ
他の人に合わせることはないよ」
 
「おー、そうしてるよ、ずっと」
そう答えます。
 
当時、砂漠の暗闇で星に向かって投げた石が、タイムトンネルをすり抜けて、今、ストーンと手元に飛んで戻ってきたかのような感覚。
 
そして昔に書いたこの文章がこの現代でも大事な意味を含んでいることに驚きます。
 
舞台が終わり客電が点いたら、僕の本を握りしめてサインをくださいと駆け寄ってきた青年がいました。これから新しい冒険に出るとのこと。きっと『NO TRAVEL, NO LIFE』がよき方向に導いてくれることを願っています。
  
面白いな。だから作品作りはやめられないのかもしれない。

追伸:
明日14日の当日券はあるそうです。ぜひ!
  
渋谷シダックスカルチャーホール (東京都渋谷区神南1-12-10シダックスカルチャービレッジ8F) #ノートラ
 
主催
D-RactoR

原作:須田誠

脚本・演出:吉田武寛 LIPS*S/ILLUMINUS