11/22、EPSON、MeetUpに展示するテストプリントが出てきたというので確認しにいった。レタッチはEPSONの小澤氏。
何度か小澤氏とプリント講座をやらせてもらっているうちに沢山のことを学んだ。それは技術以前の哲学についてだ。
今回のMeet Upに呼んでいただいたわけだが、ぜひ小澤氏と一緒にやりたいなと思ったのは有名だからでもなく、技術力がトップクラスだからでもなく、重要文化財の修復に携わったからでもない。
哲学に共鳴したからだ。
世界のトップ・サウンドエンジニア中村さんの言葉を借りれば周波数が同じということなのだろう。
テストプリントを一目見た瞬間「ハイ、OK!」と心のなかで言っている自分がいた。それは技術的な視点からではなく、バイブレーションを感じたのだ。
これでいいと。
ちゃんと写真が生きていると感じた。
招待作家ぶって、先生ぶって、いくらでもいちゃもんをはつけようと思えばつけられる。
「こことここを覆い焼きして、ここをアンダーで、ここを上げて、コントラストをちょっと…」と。
でも違った。全部お見通しだった。完全に写真を読み取って、やることはやってやらないことはやらない。このやらないという技術が凄い。
うわー、やらないのかーと。
それが素晴らしいので謙虚になる。
そして、そのレタッチ技術の繊細さにも驚かされる。見てもわからないぐらいのレタッチだったりする。その見てもわからない個所が、全体に一番大きく影響するレタッチ。それが写真っていうものなのかという本質に触れた瞬間でもあった。それって行き着く所、みんなが探している「愛」ってやつなんじゃないかなとさえ思った。
ぜひ11/22、「写真」ではなく「愛」を見に来て下さい。
★詳細はこちら。
http://www.epson.jp/meetup/
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