【舞台】
いやー、見てきました。「花嫁は雨の旋律」。一人で行ったのをいいことに、人目はばからず激泣きしてきました(笑)。
写真も舞台も一緒で良い作品っていうのは、鑑賞者がその作品の中に入り込んでしまうものなのですね。
写真展を見に行ってもつまらない作品は、ピントがどうのとか、シャープネスがどうのとか技術的な面が表にでてきていて、その作品の本質的メッセージが伝わってこないものです。
でも良い作品は、完全にその写真の中に自分が入ってしまうのでとても気持ちがよい。それが芸術っていうものの楽しみ方なのかな。音楽でもそうですよね。
役者さんたちもあんなに複雑なストーリーを「LIVE」でセリフを間違えずに二時間、集中力を絶やさず、毎日演じるっていうのも素人の僕には信じられない!ホント凄い。
舞台が終わってから、役者さんたちがカーテンコールで出てくるのですが、主役の中谷智昭さんは役から抜けきってなかったみたいで、ちょっと現実にいない感じでした。あれだけ真剣に演じていたら、役と普段の自分をそんな簡単には切り替えられないんでしょうね。
そして脚本、演出の吉田武寛さんです! 時空を越えた演出をする魔術師。それを仕切っているプロデューサー小宮山薫氏。このチームの舞台は見逃せないです。演劇ってこうやって作られているのですね。
良い舞台作品を見て思いました。
人の心を動かせる、人を幸せにできる仕事っていいなと。
俺も頑張ろう。
これ、ぜひ多くの人に見てほしいです。
「花嫁は雨の旋律」